ツィアアイゼン グートエーデル ホイグンベル 2022 750ml
Ziereisen Gutedel Heugumber
白 辛口
産地 ドイツ/バーデン
ブドウ品種 グートエーデル(シャスラ)100%
樽熟成 古い大樽で20ヶ月
アルコール 10.5%
輸入元 ヴァンアミ
ツィアアイゼンが位置するのはドイツ最南端のワイン産地バーデンの中でも最も南の小さなエフリンゲン・キエヒェン村。
日中は陽当りがよく温かいが、夜にはシュヴァルツヴァルト(黒い森)からの冷たい風が吹き気温を下げる。
そのためブドウは酸を保ったままゆっくりと成熟する。
この地はバーデンでも唯一のブルゴーニュと同じジュラ紀の石灰質土壌であり、さらに年間降水量、年間平均気温もブルゴーニュと同程度である。
そのため古くからシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)が栽培されてきた。当主のハンスペーターもブルゴーニュワインを好み、自らのワイン造りの参考にしている。
しかし、「ブルゴーニュワインは好きだがそのスタイルを目指しているわけではない。この土地だからできるブドウ、それを表現するワイン。私は私のスタイルを追い求めたい。」と語る。
ツィアアイゼンが手掛けるワインに対して「品質は問題ないが典型的なバーデンのワインとして認められない」と審査委員会から“バーデン“をラベルに表記することが認められなかった。
自然発酵の風味があるもの、ろ過をせず酵母の濁りがあるものなどは典型的でないとして検査で弾かれてしまう。
そのためツィアアイゼンでは2006年からはドイツワインの中では低い格付けのラントヴァインとしてリリースしている。
【テイスティングノート】
レモンイエローの色調。
柑橘系、レモンやライムに加えナッツを思わせる香ばしい香り。
ミネラリーで舌を軽く刺激する微々発泡感。
爽やかでドライ、レモンやグレープフルーツのキレの良い果実味。
ほんのりとスモーキー感もあります。
アルコール10.5%にしては旨味があります。
アルコール感がなくスルスル飲めちゃう系にしては
本格派の要素もあり、とても秀逸なワインです。
2025年5月試飲