ティネッサ ルビーチェ ファランギーナ 2022 750ml
Tinessa Rubice Falanghina
白 辛口
産地 イタリア/カンパーニャ
ブドウ品種 ファランギーナ100%
樽熟成 なし
アルコール 13.5%
輸入元 ヴァンアミ
カンパーニャ州出身のマルコ・ティネッサは、経済学を学び、ミラノで金融業界に身を置いていた。
30歳頃にワインの魅力に引き込まれ、持ち前の行動力と社交性でピエモンテやブルゴーニュを中心に数多くの生産者を訪ね歩く。
ブドウ栽培や醸造について、シャトー・ラヤス、コシュ・デュリ、ソルデーラ、フランク・コーネリッセンなど名だたる造り手たちから学び、自然と調和したワイン造りの本質を少しずつ理解していった。
やがて、自らもワインを造りたいという想いが芽生える。
そんな中、知人の紹介で、故郷から約50km離れたイルピニア地方のモンテマラーノにある高樹齢のブドウ畑を入手することができた。
畑でのアプローチに関する知見はあったが、醸造設備が手元にない。
そこで頼ったのが、面識のあったシチリアのナチュラルワイン界の第一人者、フランク・コーネリッセンだった。「場所がないなら、うちでワインを造っていいよ」という想定外の申し出を受け、2007年からの10年間、収穫したブドウをシチリアに運び、フランク・コーネリッセンのサポートを受けながらワイン造りを開始した。
その後もミラノの自宅で仲間とワインを仕込むなどの試みを重ね、2020年には念願の自前セラーを畑近くに確保。
2021年ヴィンテージからは、ようやく畑と醸造所の一体運用が実現した。
【テイスティングノート】
淡いレモンイエローの色調。
レモンや白い花を思わせるアロマティックな香り。
ドライでミネラリーな味わい。
フレッシュな南国系果実を思わせる果実味。
塩味とともにほのかにビターな余韻が心地よい。
2025年6月試飲