シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン

シャトー・デュルフォール=ヴィヴァンは14世紀以来の歴史を誇る伝統と格式あるシャトーでした。

特にイギリスへの輸出ではトップクラスの価格を誇り(ラフィット、ラトゥール、マルゴーに次ぐポジション)隆盛を極めていましたが、20世紀初頭頃にはその勢いに陰りが現れ1934年ごろにはついにシャトー・マルゴーの一部となり「シャトー」としての実体がないほどに没落してしまいました。

一時このシャトーのワインが「パヴィヨンルージュ」とされていた時代があったそうです。

60年代まで大手ネゴシアンのジネステ家と「ボルドーのワイン貴族」リュルトン家の共同所有でしたがジネステ家が当時所有していたシャトー・マルゴーの屋根を修理するためにデュルフォールを全てリュルトン家に売却したという逸話が残っています。

 

90年代初頭にリュシアン・リュルトン氏が引退、現当主のゴンザク・リュルトン氏の管理となって以来、醸造設備の刷新や畑の改植や買収によりかつての栄光を取り戻す勢いで品質の向上が見られるようになってきました。

 

2009年より有機栽培に着手、2016年ヴィンテージよりビオロジックの認定ワインとなる見込みです。

畑の作付は カベルネ75%、メルロー20%、カベルネフラン5%ですが2014年よりブレンド比率をカベルネ90%、メルロー10%を基準にしているそうです。

 

ちなみに19世紀以来の半地下セラーはあのエッフェル塔の製作者、エッフェルの設計で梁は鉄骨構造になっています。当時の最新鋭だったそうです。