2016 シクロヴィンヤーズ アマンダ・メルロー ゴールドキャップ 750ml
- 産地
- 長野
- 色
- 赤:ミディアムボディ
- ぶどう品種
- メルロー
2015年が初ヴィンテージ
秘めたるポテンシャルに注目すべし!
2015年が初ヴィンテージ、千曲川左岸、東御市八重原の個人経営ワイナリー。
八重原は日照量が多く寒暖差のある粘土質の強い土壌が特徴のワイン栽培の適地。
オーナーの飯島さんは元プロのサイクリスト、思い込んだら猪突猛進な方だそうで、化学的な肥料・殺虫剤・除草剤などを使わずに(ボルドー液は使用)「手間をかけた」栽培を心掛けているそうです。
現在醸造設備はまだなく委託醸造(メルローは伊那ワイン工房さん)されているとのことですがポテンシャルの高さはひしひしと伝わってきます。
はれてワイナリーが完成したあかつきにはより素晴らしい味わいを提供してくれることでしょう。
【2017年10月の試飲コメント】
色合いやや薄めのガーネット、抜栓したてだと微々炭酸を感じさせる酸のアタックがあり非常に若い印象。セニエ(果汁濃縮のため発酵途中で一部もろみを抜き取ること)はせず、マロラクティック発酵も一部のみ実施、あくまでも「素のぶどう」のポテンシャルを感じていただきたいとの想いがこもっています。
タンニンはスムースで若干線の細い繊細な味わい、規格のテイスティンググラスだと香りの出が今一つでしたが、ボウル部の大き目なグラスで再度試すと甘やかさを伴ったメルローの落ち着いた香りがとても心地よく薫りました。
美味しく飲むポイントは抜栓を早めにするなどある程度「酸化」させてから召し上がると若さによるとげとげしさが和らぎます。
トマトソースなど酸のあるソース、または炙り寿司などに合わせたらいっそう美味しく召し上がれるのではないでしょうか?